ウォーター・メロン!

fulmas2012-06-30


今日できっちり半年が過ぎる、「速かったなァ!」と誰でも口に出る、季節は待ったなし、梅雨の雨も一休み、日課の朝のフルーツはここの所スイカとメロンだ、一人なので少しづつ切って頂く、子供の頃親父が商売にしていて、良く手伝わされ、わざと落として割れたスイカをガブガブ食べたものだ、メロンは黄色い皮のが多かった、今思うと贅沢だった、だから夏は大好き!中学生の頃森山加代子の「メロンの気持ち」というのが流行っていたが、意味が全く解らなかった(笑)、「ウォーターメロン・マン」はハード・バップから時代を先取りが得意のハービー・ハンコックがジャズ・ロックの先頭を切って流行らせた(1962)、後を追う様にモンゴ・サンタマリアがラテン・フレイバーな味付けでカバー、これも一世風靡した(1963)、時代が変わってマギーの閉店間際の1976年ジャズ喫茶をやりたいというH氏が、勤め先のS・ジャーナル社の別刊「アドリブ」の編集長を連れて来た、創刊号は「ファンク」特集、ハービーの「ヘッドハンター」が特集に組まれていた、ここでの「ウォーターメロン・マン」は今までにないブラック・ミュージックのパワーがあり、ソウル色の濃い正に「ファンク」な世界、ジェイムス・ブラウン、スライ&ファミリー・ストーンと共にファンクな世界を定着させた、その後のフュージョン・ブームで1978年またもやモンゴは「ウォーターメロン・マン」をカバー、イントロの女性の高らかな笑い声と若きマイケル・ブレッカーのソロは暑さをふっ飛ばしてくれた、1976年といえばマギーがジャズ喫茶「キャンディー」となりマギーは向かいの今の場所で「フルハウス」となったのだ。