20世紀少年

fulmas2009-08-25


常連のK子ちゃんに借りたコミック、娘がなかなか読まないので何となく自分でパラパラと見始めたら、これが面白すぎて8巻まで(9巻からは今度借りる予定)2日で読み終わった、映画化された2本も2日で観終わった、3本目の完結編はもうすぐ劇場公開されるが本とは違うストーリー展開の様で試写会もラスト10分は観られないそうだ。

子供の頃おもしろブック(少年ブック)少年画報(まぼろし探偵、赤胴鈴の介)冒険王、少年(鉄人28号)等で育ち、小松崎茂手塚治虫で未来を夢見た戦後育ちは20世紀少年の1969年にはハタチを過ぎてしまっているが、それでも少年の心は共通で、防空壕跡の秘密基地ごっこやいじめっ子に立ち向かう勇気、「ともだちになってよ」と寂しげな子もいたりとしばし郷愁にふけってしまう。

古今東西ありがちな悪者が世界征服を企みそれを阻止するという話、20世紀少年では少年の発想(予言の書ーしん・よげん・の・しょ)とともだち関係を機軸に1969年から2017年まで(本が途中なので今の所これしか解らないが)行ったり来たり忙しいが、懐かしい郷愁とリアルなタッチ、細かいデティールで圧倒されあっと言う間に見終わってしまう。配役もこれ豪華でしかも適材適所、主役(ケンジ)というのは難しいね!唐沢君でヤッパ良かったのかもね?真面目だし。

草むらの秘密基地でボブ・ディランの「ライク・ア・ローリングストーン」が流れていて「これって変な歌だよネ!」って言ったのは面白かった。
ロッカーは27歳で死ぬのが本物だ、ジミヘン、ジャニス、ジムの様にな!「俺はもう28だ」とケンジが言うのも面白い!ストーンズは60半ば過ぎ、70の人もいるし、しかもカッコ良いのだ!!
ウッドストックの話も出てくる、ロックコンサートに40万人集まったらしい、スゲェなァ!なんて!!
いきなり無理矢理校内放送にT・Rexの「20Century Boy」を流すという発想は脱帽モノでした。

まだ先があるのでとりあえず・・・つづく・・・と言う事で。