孤高の詩人 LEONARD COHEN

fulmas2009-06-14

LEONARD COHEN  : Live In London

ポール・サイモン、ティム・ハーディン、そしてこのレナード・コーエンは日本ではイマイチ評価が低い!ヨーロッパ等では絶大なる支持者が多く、レナードの全世界セールスは2100万枚以上だそうだ!1934年生まれのレナードは学生時代文学を志し、後に詩や文学を発表、特に「嘆きの壁」はそこそこのセールス記録だった。実家の仕事や放浪の旅、ギリシャでの原始生活等を経てあのジュディ・コリンズが曲を取り上げ注目され歌の世界に入った。その後アルバムを発表して行くのだが名曲が多くU2、スティング、R.E.M、ジョニー・キャッシュ等、1300曲もカバーされている!「スザンヌ」(大好きなジョン・サイモンがプロデュース)「電線の鳥」「イサクの物語」等初期の名曲、情感たっぷりの84年の名曲「哀しみのダンス」「ハレルヤ」(映画のサントラで使われ有名)等何度も繰り返し聴きたくなる心底素晴らしいシンガー・ソング・ライターだ!!
ダスティン・ホフマンに似た2枚目でセンスも良く(ファッション・センスも含めて)これじゃ女がほっとかないなんて、下世話ですが、ジェニファー・ジョーンズとの共作「ブルー・レインコート・・」やスザンヌ・ベガとの共作もあり、女性に捧げる詩も多く、兎に角脱帽であります。
「聖」と「俗」の同居(マーティン・スコセッシみたい?)からスタートして孤高の世界へ、75歳の今どんな心境で歌っているのか?
これは去年7月にロンドンで行われたライヴの模様を収めた2枚組CDである。DVDも最近発売された。