ボサが隠し味のジャズ娘とスイング親父!

fulmas2009-04-07


MERODY GARDOT : My One And Only Thrill 19歳で交通事故に遭い、長い療養生活の中、治療目的からスタートした音楽活動が遂にメジャー・デヴューへ!懐かしいスイング・ジャーナルのゴールド・ディスク認定マーク!昨今の若いジャズ系の歌手はさすがにスタンダード・ナンバーを歌っても昔の様ないかにもジャズ・ヴォーカルといった感は無く、例えばジャニス・イアン風あり、ジョニ・ミッチェル風といったフォーク調のものが含まれる。とは言え彼女独特の歌声は聴く人の心に沁みこんで、暫くは何度も聴き込んでヘヴィ・ロテ状態となる。「オーヴァー・ザ・レインボウ」のアレンジも良いが、7曲目の「LES ETOILES」のボサノヴァ調の中にポール・デスモンド風のSaxが入るところは心憎い!またミュートの効いたペット入りのトム・ウェイツ風の曲も良い感じだ!

DAN HICKS & The HOT RICKS : Tangled Tales  5年振りの新譜だが相変わらずのスイング親父で嬉しい!D.グリスマンやC.マッスルホワイト等豪華なゲストを迎え快調に飛ばしてくれる。相変わらずの女性二人のバック・コーラスも素敵です!H・シルバーの「ソング・フォー・マイ・ファーザー」やB.ディランの曲もフィーチャーされている。麻田さんまた呼びますか!?