アイルランドに輝く巨星、月、流星群

fulmas2009-03-21

VAN MORRISON * Live at Hollywood Bowl 昨年ハリウッド・ボウルで行われたライヴ盤しかもコンセプトはあの「アストラル・ウィークス」だ。
激しくR&Bを叫んでいた「ゼム」解散後、放浪の旅にも出て苦悩に満ちた青春時代、ワーナー移籍後初アルバムの「アストラル・ウィークス」は
突き刺さる様なヴォーカルにそれまでには無いクールなジャズ・フィーリング等を取り入れ、なかなかの出来だったのに売れ行きは今一つだった。
40年を経てのそれは熟成されたアイリッシュモルトの様に味わい深く体の芯まで沁み通る。陽のDr・ジョン、陰のV.モリソン、聴いてて良かった。

MARIANNE FAITHFUL * Easy Come Easy Go 貴族の出、モデルを経てミック・ジャガーに「アズティアーズ・ゴー・バイ」をプレゼントされ
歌手の世界に、アラン・ドロンとの共演「あの胸にもう一度」で強烈な皮のボディースーツを披露、ミックに捨てられドラッグ等で奈落の底に、
1980年しわがれ声で再び歌の世界に、とめまぐるしい彼女の人生、時折映画にもさりげなく出ているらしいが、いつも気になる存在だ。
高校時代に聴いた「可愛い小鳥」は愛くるしい彼女のシングル盤のジャケットも相俟って忘れられない、しわがれ声の「アズ・ティアーズ〜」も
良いが、ドアーズの「アラバマ・ソング」を歌ったライヴ盤も良かった。今回もジャズ系のカバーが多く「ソリチュード」や「ブラック・コーヒー」
等渋い選曲である。女トム・ウエイツ頑張れ!

U2 * No Line On The Horizon  一時デジタルな世界に身を投じたU2(ボノ?)だったが、イーノ&ラノワワールドに戻ってきた!
これですよ、私も安心して聴けます、へたな小細工よりストレイトに歌い上げる、「スタジアム・ロック」なんてNHKさんが(BBC製作)TVで
やってたが陽のB.スプリングスティーン、陰のU2、いいね「直球ロック」!ヒット街道再驀進か!?