fulmas2010-06-09


CAROLE KING & JAMES TAYLOR : Live at TROUBADOUR
これは50周年を迎えたハリウッドにあるクラブ「トルバドール」での(2007年)キャロルとジェイムスの特別なギグである。トルバドールは60年代にザ・バーズ等のフォーク・ロックのメッカとしてまた70年代はイーグルスジャクソン・ブラウン、リンダ・ロシュタット、トム・ウエイツ等アサイラム・レーベルの常連達や英米のシンガー&ソング・ライター達のメッカでもあった、70年代半ばうちの常連何人かに自慢げにみやげ話を聞かされた事もあった、80年代に入ってから行ってみたが時代はパンクそれにMTVのマイケルやマドンナの時代になってしまい、しかも改装中で入れずショックを覚えたものだった!
今年キャロルとジェイムスが来日したがちょっと趣が違うようだ、共通のセッションマンのクーチ、スクラー、カンケル(クレイグがいなくて残念!)の5人であの時代以上に熱く、優しく観客も一体となって楽しんでいる!特に「ユーヴ・ガッタ・フレンド」は今まで聴いた中では最高のもので涙が止まらなかった程だ!!CDとDVDがセットになっている。

JACKSON BROWNE & DAVID LINDLEY:ラヴ イズ ストレンジ
06年スペインでのライヴ!だ「フォー・エブリマン」「レイト・フォー・ザ・スカイ」「テイク・イット・イージー」等のお馴染みの曲を相変わらずのジャクソン節で、リンドレーはハワイアン・ギター、フィドル、ブズーキ、等さまざまな楽器で楽しませてくれる。現地のミュージシャンのサポート、特にルツ・カサールの「青春の日々」は新鮮だ!もちろん元気一杯なリンドレーのヴォーカルも健在だ!!
RUFUS WAINWRIGHT : All Days Are Nights Songs For LULU
全編ピアノの弾き語りで全体に暗く深く重い!モチーフはシェイクスピアの「ソネット集」のようだ、眼ジャケも何やら意味深である。
SOLOMON BURKE : ナッシングズ・インポッシブル
先月末に行われた「ジャパン・ブルース&ソウルカーニバル2010」で来日したヴェテラン・ソウル・シンガーのソロモン・バークは今年70歳60年代アトランティックを支えたソウルマンだ!00年に入ってから特にジョー・ヘンリーのプロデュースにより若者達のファンが増えたんじゃないかな?今回はアル・グリーンでお馴染みのハイサウンドの立役者で今年1月81歳で逝ったウイリー・ミッチェルによるプロデュースで08年制作である、ホーンがブルースに寄り添いソロモンの太く重厚な歌声が胸に響く!