暑さ寒さも彼岸まで!

fulmas2011-09-24

各地に被害をもたらし、首都圏をも襲った台風15号(道玄坂の大木をなぎ倒し破れ傘の山を築き、交通機関を麻痺させ、一時の帰宅難民を作り)、お陰で店には誰も来ず、やむなく開店休業!台風が去った後秋の彼岸がやって来た、シルバー・ウィークですか?裸に近い格好で過ごした猛残暑!一変して涼しくなり慌てて部屋着と毛布を引っ張りだす!横になると(ソファーでもベッドでも)クーちゃんが股の間に乗って来る!
異常気象のせいか?中秋の名月の時に無かったススキがやっと山に目立ち始めた、畑一面にコスモスはあるが、土手の彼岸花がいつもより少ない、台風の後荒れたお墓の掃除を兼ねて墓参り、終わった後清々しい気持ちになる!日本人は無宗教と言われるが、宗派や寺院というより、父母祖父母はたまたご先祖様を敬うこの良き習慣!範囲を広げてご近所から日本全体、出来れば世界全体と人を愛し敬えば平和に繋がるのでしょうが?
偉い人は名言を持つ!現アサヒグループホールディングス相談役(前NHK会長)の福地さんは「三現主義」を唱える!「現場で現物を現実に!」だ、「現場に立たないと情報に汗の臭いがしない!」と言うのだ。
振り返って見ると初めての就職は電電公社(高校時代のアルバイトは氷配達、郵便配達)で希望の職場は第三志望の線路職!いきなり合羽とヘルメットが並んだ詰所に案内され、定年間際のオッサンに「性教育してやるからな!」とえぐいジョークを言われ、結構めげた!来る日も来る日も電線と電柱の保全係、一寸した怪我のお陰で、やっとチャンスに恵まれ、デスクを貰って設計の仕事にありついたが、どうも納得が行かず、インテリア・デザイナーの道を目指す、会社を三つ四つ変え、学校も現場で働きながら(一寸したデザインや現場監督もやった)三つ変え最後の代々木のスクールに通っている時にロック喫茶というヤバイものに嵌ってしまったのだ、いろいろあったが口下手な青春時代が懐かしい位、今では音楽と酒とそして人を愛し花を愛で、特に酒が入るとお喋りになっている様に思える!カウンターの中から人それぞれの人生を垣間見る!それもいつの間にか自然に話が出来る様になったから不思議だ!
母は88歳で正に現場の畑(子供の頃はいつも畑で働かされた)で倒れた。
尊敬する元アトランティック・レコード会長のアーメット(ロックの殿堂を作った人)はコルトレーンやレイのスタジオに出入りしジャズの黄金期を作り、オーティスやアレサのソウルの時代をも、そしてロックの時代クリームやツェッペリン(ペイジにスタジオ入りを拒否されたが)CSN&Y等の名盤を世に送り出し、あのベッド・ミドラーをキャバレーから世界に送り出し、会社を売り払ってからも若者が出入りするクラブやライヴ会場をうろつく根っからの音楽好き、現場主義!最後はストーンズ(あのアカベロ・レーベルは彼の力に寄るものでミックと大の仲良し)のライヴを観に行く途中で倒れた様だ?
シャイン・ア・ライト」の最後に月の下に「アーメットに捧ぐ」と書いてある。
先の事は誰も解らないが死ぬ時はやはり現場が良いか?「カッコ良いDJはプレイヤーの前で!」なんちゃってネ!