コーネル・デュプリー逝く!

fulmas2011-05-16

今月8日69歳という若さで亡くなったコーネルは2500を超える、正にスーパー・セッションマン、あの名演「ダニー・ハザウェイ・ライヴ」やアレサの「フィルモア・ライヴ」等ファンキーでクール、ブルージーで時にレイジー一世風靡したスタッフのメンバーとしてジャスト・フィット、1stソロ73年作「ティージン」はジョー・ファーレル、ラルフ・マクドナルド、チャック・レイニーリチャード・ティー達と作り上げたもので、ファンキーでブルージー、独特のグルーヴ感があった、今でも時々引っ張り出して聴いている。
1973年当時のアメリカは一方ではフォーク・カントリー系の爽やかウエスト・コースト系、泥臭い南部ロック等が主流だったが、ジャズ、ソウル、ロックが溶け合ってクロス・オーヴァーからフュージョンに向かう過渡期であった、ロック派の僕達は西海岸のスティーリー・ダン、オーリアンズ、ジョー・ママ等、東ではラスカルズ等ファンキーで洗練された都会派のものに目が行き始めた頃だ、ボズ・スキャッグスビリー・ジョエルの成功で所謂A・O・Rが74年以降雨後の筍の様に出始めた!
アナログ盤の裏のクレジットにコーネルやチャックの名を見るとニッコリ!心ウキウキしたものだった! ご冥福をお祈りします!!