父の回想録！

先日15日は75年目の終戦記念日だった！

皮肉なことにあの戦争が無ければ私は生まれていなかった！終戦後3年して私は

生まれた！

東京大空襲で父は麻布十番から千葉に疎開した、開拓団に加わり山あり谷ありの辺境の地を皆で開拓したのだ！

心臓に持病を抱え、時々発作を起こしながらも農業で妹三人と私を育て上げた！

小学生の頃から畑を手伝わされた、陸稲、麦、胡麻、さとうきび、その他野菜と何でも作り、牛、豚、羊、鶏と何でも飼っていた、手伝いは辛かったが今思うと貴重な経験を

したと、感謝の念の持つ！炭も焼きキノコ狩りが得意だった父！近所の小川でドジョウを捕って来ると小遣いをくれた！52歳という若さで亡くなった父は最後はスイカ農家

だった！思い西瓜を南京袋に3つも入れて運ばされた、体が丈夫なのはそのお陰かな（笑）東京が復興したころ開拓団の仲間は大半上京したが、自然に魅了された父はその地に残った！谷底にあった家は雨が降ると、車が動かせなかった！

高台に家を建てようと二人で夢を語り合ったが、高校を卒業後電電公社3年目の時

病に倒れて亡くなった！皮肉なことにその後すぐに工業団地の誘致に話がまとまり、

大金が転がり込んだ！今の店はそのお陰、小学生の時勝浦の海で溺れかけた私を

救ってくれた父、命の恩人である！近所にある共同墓地は開拓の仲間が眠っている！

命日や彼岸、お盆は必ず墓参りは欠かさない！ちなみに母は88歳で亡くなっている！

若き日の父はダンディで、トレンチコートと帽子が良く似合っていた！

今私は営業中の店内でも帽子を被っている。（笑）