あの時君は若かった? 

fulmas2011-07-03

1983年4月既に30歳半ば、「花のサンフランシスコ」に行きそびれ、「ウッドストック」は映画だけ、「カリフォルニアの青い空」は聴くだけ、遅まきながらせめて「ホテル・カリフォルニア」だけでも見てみよう!と出かけた、(バーバンク・サウンドのハリウッド、ヴァンダイクの「ヴァイン・ストリート」、マーローのラシェネガやウイルシャー等の通りを夢見ながら)最初はロスにある連れの友人のウエスト・ウッドのマンション、次の日はサンフランシスコへ、空港からバスで市内に一泊、完全予約無しの行き当たりばったりの旅である、次の日はフィッシャーマンズ・ワーフ、そしてベイ・クルーズ、夕方歩いてチャイナタウンへホテルはストリップ小屋の2階、安いイコール怖いアメリカのホテル、次の日はあのハイト・アシュベリーへ、まだこの頃日本では駅の切符切りがいたのにアメリカじゃ全自動改札だった!お次はロスからサンディエゴまであのグレイハウンドだ、昼からビールぐいぐい、隣のおばちゃまが早口で喋りかけて来る、サンディエゴには夜到着、近くのホテルでぎりぎりセーフで泊まれた!動物園はでかくて外エスカレータ(ロスのハリウッド・ボウルもそうだ)があったのにはビックリ、ここで先ず運転、左ハンドル右側通行はなれるまで時間がかかった!(今じゃ無理かも若気のいたり?)シーワールドもでかくて凄い!安宿は怖かった!風呂の窓はひび割れ、ベッド・サイドの窓もひび割れしかも一階なのだ、窓際に小銭を置いて寝た!
サンディエゴからLAまであの「アムトラック」で快適な旅、LAの北ハリウッドの東にあるグレンデイル(グリフィス天文台がある)に一か月契約で家を借りる、朝はドーナツ食べ放題コーヒー飲み放題しかもプール付き、ここを拠点にアナハイムのディズニーランド(まだこの頃日本には無かった)やユニバーサル・スタジオドジャース・スタジアム、サンタモニカビーチ、ハリウッド、ビバリーヒルズと運転にも慣れてカリフォルニア満喫状態、悲しかったのはジャクソンやトム・ウエイツ、イーグルスの活躍した「トルバドール」が閉鎖中、あの「ROXY」もパンクに侵されていた事、考えてみれば音楽もAORからマドンナ、シンディ、マイケル、プリンスの時代ダーネ!
「ベイクド・ポテト」や「キーストン・コーナー」等ジャズ・クラブに出かけた!
早めに引き上げて帰ったら相棒からの手紙にワーナーのスタジオでジョージ・ベンソンのレコーディングに立ち会えた(友人が業界の人だった様だ!)と書かれていてもう少しいれば良かったと後悔した!
当然ながらカリフォルニアも時代で変わる、今はどうなんだろう?
と言う訳で思い出しながらカリフォルニア・ソング集を作ってみた。
1・「カリフォルニア・ガールズ」:ビーチ・ボーイズ 2・「カリフォルニアの青い空」:アルバートハモンド 3・「ホテル・カリフォルニア」:イーグルス 4・「カリフォルニアへ行こう」:レッド・ツェッペリン 5・「カリフォルニアの子」:ジェシ・コリン・ヤング 6・「カリフォルニア・フェアリー・テイル」:ジョー・ウォルシュ 7・「カリフォルニア・ブラッドライン」 8・「サンフランシスコの夜」:エリック・バードン 9・「LAにやってきて」:アーロ・ガスリー 10・「ヴァイン・ストリート」:ヴァン・ダイク・パークス 11・「アイ・ラブ・LA」:ランディ・ニューマン 12・「LA・フリーウェイ」:ガイ・クラーク 13・「サンディエゴ・セレナーデ」:トム・ウエイツ 14・「ヴェンチュラ・ハイウェイ」:アメリカ 15・「ハリウッドからの手紙」:ネッド・ドヘニー 16・「花のサンフランシスコ」:スコット・マッケンジー 17・「カリフォルニア地震」:ロドニー・クロウェル 18「夢のカリフォルニア」:ママス・アンド・パパス