親父はみんなビッグ・フィッシュ !


昨日は休みで店を片付けていたら地震があって、娘と去年会った3・11を思い出した!今日は久し振りに会って(あれ以来)お年玉あげてちょっとドライヴ!良い映画を観て、今年は良い年になるかァ(笑)
去年あたりからのお気に入り!監督の園子温と役者の満島ひかり、「ちゃんと伝える」は園監督でチョイ役にひかりちゃんが出ている、親父(奥田)が偉大なる教師、息子がその生徒で同じサッカー部だった、父はがんで病床に着くが、湖に釣りに行く約束をする、息子の方が先にガンで死ぬと医者に言われるが誰にも言えない、結婚真近のフィアンセがいるが彼女にも言えない、父が死に霊柩車で火葬場に向かう途中何を思ったか息子は霊柩車を奪い湖へ・・・
「川の底から・・・」は監督は石井裕也だが何とも言えず良い味出してる(しじみのダシ?)特にひかりちゃん凄い!ブレイクするわなァ!しじみ屋さんが舞台で家出娘の出戻りが親父と仲直り、自分の道を見つけ女の強さを発揮するという話、最後は湖に親父の骨を撒く!
ここで昔観た「Big・Fish」を思い出した、ほら吹き親父が倒れ、息子が親父の過去を辿り、最後に大きな魚になった親父を湖に解き放つというファンタジーもの!
親父はいつも偉大なもの、出来そこないでも子供にとってはヒーローなのだ!
うちの親父も貧乏だったが一万坪近くの開拓農民、体が弱く大分手伝わされたが52歳という若さで亡くなった、お人好しだったが尊敬する良き親父だった!
園監督の「冷たい熱帯魚」は強烈だった(2〜3日は立ち直れない!)、いつも観ているサスペンスドラマの常連吹越、でんでん、渡辺勝等は暫く見たくないと言うほどのショック!下品でダーティ(エログロ)!しかし映画としてはやはり凄いのだ!
と言う訳で園監督とひかりちゃんは暫く後を引きそうなのだ。(言ってる尻から「愛の剝き出し」を借りて来てしまった)
しかし今時の映画は劇画調というかコミック的なものが多い様に思える。(前からそうか?)
最近生実の池で枯れた睡蓮の中を鴨が餌取りで潜っている風景に出合った、睡蓮といえばモネ、ジョージ・ハリソン、そしてお釈迦様と来る、緑の大きな葉とピンクの極楽浄土の花、まだまだ先は長いが今は正月の「筑前煮」の蓮根を美味しく頂くとしよう!