Wild At Heart !

fulmas2011-05-22

PAUL SIMON : So Beautiful Or So What
フィル・ラモーンを共同プロデュースに迎えた5年振りの新作は25年前の「グレイス・ランド」以来の傑作との評判だ、サイモンと言うと日本ではS&G時代の「卒業」のサントラや「明日に架ける橋」があまりにも有名で、解散後のソロ活動は今一喰いつきが悪い、欧米(か)ではかなり評価は高い(ユニさんも嘆く)のに!解散後はライ・クーダータジ・マハール同様に、アメリカ一辺倒路線を捨てカリブやアフリカのリズムを取り入れ、音楽の幅をドンドン広げて行った!
今回もアフリカン・ビートを取り入れ、独特のキレの良い曲、カントリー風、映画音楽風とバランス良く楽しめる作品に仕上がっている。いまだ現役バリバリの頼もしい存在だ!

LUCINDA WILLIAMS : Blessed
ルイジアナ出身LA拠点で活躍の野性の牝馬(ゴメン)ルシンダ姐御の新作は2年半振り、コステロやマシュウー・スィート参加、旦那のトム君とドン・ウォズの3人でプロデュース、相変わらずの突っ撥ねた様なちょっと泥臭い、良い感じのヴォーカル、初めて聴いて以来ズーッっと嵌ってます、全体にバランス良くまとまってますが、聴きものは「Seeing Black」、今は亡きヴィック・チェスナットに捧げた激しいロック・ナンバーです。58歳になるもうヴェテランの域、これからも追いていきます!コウタさんありがとう!!