冬になると聴きたくなる!

fulmas2009-12-22



BOB DYLAN:FreeWheelin 
1971年稲毛にロック喫茶を始めた、名前はディランにしたかったが音楽雑誌のCMに既にその名は使われていた(大阪のロック喫茶)それで「ドノヴァン」(イギリスのディランと言われていた)にしたんだ。
ディランが田舎からニューヨークに出て来た時は正にホームレス!?コーヒーハウスで歌わせて貰っているうちにJ・ハモンド(CBSの大御所)に拾われ1961年に初レコーディングそしてこれが翌年に出された2枚目のアルバムと言う訳だが、シンガー&ソング・ライターとしてはこれがデヴューと言う事になる。公民権運動等の社会背景もあってこれがフォークの世界にブームを巻き起こし一躍ヒーローに祭り揚げられた。「風に吹かれて」や「くよくよするなよ」は世界中に広まった。雪のグリニッジ・ヴィレッジをスーと歩くディランはまだ若く痩せぎすで痛々しい!

THE BAND:南十字星
僕らの聖地「ウッドストック」から逃げ出して(ビッグピンクが有名になり、しまいにはジャンキーが溢れ出した?)カリフォルニアのマリヴにクラブ・ハウス風の「シャングリラ・スタジオ」を作り楽しみながら最高のアルバムを1975年に作り上げた。音楽評論にも口出ししていた矢吹NOVさんがミュージック・マガジン(表紙のデザインをしていた)で10点満点をつけた時は「ウーム納得!」とはしゃいだものだった。詩の内容から音作り、適度なノリの良さ、永遠のヘヴィロテ・アルバムである。しかしその後一枚アルバム出してからあの「ラスト・ワルツ」で解散、ロックは終わったと思い涙したものだった。
LEVON HELM&The RCO All−Stars
ザ・バンド解散後すぐさま出したレヴォンのソロアルバムはポール・バターフィールド、Dr・ジョン、S・クロッパーらに支えられてゴキゲンなノリの良いものに仕上がった!ウッドストックの雪景色もおつなもんですなァ!おまけに月まで出てて、くり抜きジャケもニクイ、宝物です。
野音のライヴが懐かしい!「シング・シング・シング」でみんな踊ったよネ!!

MUDDY WATERS’s WoodStock ALUBUM
ラスト・ワルツに出ていたマディとポール(バターフィールド)はその後しばらくして永眠した、これはその前にロビー抜きのバンドのメンバーとのウッドストックでのセッション・アルバムだ、重いマディとポールのブルースをリボン君の軽快なスティック・ワークが独特のサウンドをかもし出している!「カンサス・シティ」は何度聴いても気持良い!!
VAN MORRISON :Hard Nose Hiway
中期最高傑作の「苦闘のハイウェイ」1曲目の「サン・アンセルモの雪」でいきなりノック・アウトされる!ヴァンの切々とした歌いかけとドスの効いた呟き、バックの美しい女性コーラス、しんしんと降る雪がイメージされる!ジャズっぽいベースとテナーで果てます!!