ウッディー・ガスリーそして怒りの葡萄 !

fulmas2013-10-09


コマッタネ!期限迫るアメリ債務不履行デフォルト危機!共和党の逆襲、オバマ危うし!
栃木生まれの親父は20代を麻布十番の本屋で住み込み(?)で働いた、30歳の頃第2次大戦終戦を迎え千葉に疎開し開拓農民になる、そして俺は生まれた、中学高校と畑仕事に駆り出され、酷い時はまだ寒い3月の夜中にたたき起こされ、強風で
吹き飛んだスイカのコモをかき集めるという作業等をさせられた、親父を恨み土を
憎んだ!そんな時スタインベックの「怒りの葡萄」を読んだ、アメリカではこんな
悲惨な農民もいると知り、貧乏でも近所の人と仲良く生活した開拓村も悪く無いと思い
直した、20代になると好きだったディラン経由でウッディ・ガスリーを知った、
彼もまた砂嵐(ダスト・ボウル)の被害者でオクラホマから西に向かう移動農民通称オーキー
だった、ライ・クーダーもファースト・アルバムでウッディーの「ドレミ」を歌っている、
ライの父も社会運動家だった、その影響かドジャース・スタジアム建設の際のヒスパニック系
移民の部落をブルトーザーで壊す権力者たちの批判やウォール街の金融亡者達(去年のデモ)
を皮肉った歌等スタインベックやウッディ、ボブ達と共通するものがある、
ウッディの物語「我心のウッディ・ガスリー」の映画はデヴィッド・キャラダイン主演で昔観たが、DVDは手に入らない?久し振りにヘンリー・フォンダ主演の
映画「怒りの葡萄」を観た、正にロード・ムーヴィーの原点!オクラホマからルート66
西に向かう家族の絆、年寄りは行きたくないのに無理やり行かされ、途中で倒れる
権力者に搾取される季節労務者の群れ、カリフォルニアの葡萄を夢見てオンボロトラックで
一生懸命生きる家族しかし・・主人公トム・ジョードの母は言う
「男は立ち止まる、しかし女は川の流れに身を任せ生きる!」涙が止まらぬラスト・シーン!
聖なる書は「怒りの葡萄」賛美の歌は「ウッディの歌」だネ!ブルース・スプリングス・
ティーンも「トム・ジョードの幽霊」を歌い、ウッディの影を引きずる歌手である
今は亡き高田渡も「ドレミ」の替え歌「銭がなけりゃ」を歌っている。またJJ・ケイル
のアルバム「オーキー」は彼の最高であると言う人もいる。