アサイラム・イヤーズ !

fulmas2013-02-19


アサイラム・レコードはデヴィッド・ゲフィンがジャクソン・ブラウンの才能を世に送り出そうと、
立ち上げたレーベルである、1971年の事だ!その年フルハウスの前身である「ドノヴァン」が
オープンして当初は大音響の正に「ハードロック・カフェ」だった、ちなみに英国発祥の「ハードロック・カフェ」
もこの年開業だ、アメリカではウッドストック・フェスまでのドロップ・アウト(反体制)の流れが
納まりつつあり、映画「いちご白書」にもある様な普通の若い学生やサラリーマンが増え始めた、
音楽も過激なものから内省的なものが流行り、嫌われていた「カントリー・ミュージック」が復活
しかも新しい流れで、そんな流れを敏感に感じ取ったゲフィンはジャクソン・ブラウンイーグルス
リンダ・ロンシュタット、JDサウザーと次々にスターダムに押し上げていった、しかし70年代半ばを
過ぎると、西海岸でも都会派の所謂AORと称されるシティー・ミュージックの流れが出来始め、
ジャズも「フュージョン」全盛期に突入する、一方初期のアサイラムのスターたちも世界的な大スター
トム・ウェイツもその一人)になり、レーベル移籍もありで、エレクトラ・レコードと合併後
衰退の一途を辿り、現在はワーナー。ミュージック・グループの独立系レーベルの支援部署の名称となっている。
アサイラムの主なアーチストは他にジョニ・ミッチェル、ジュディー・シル、ボブディラン&ザ・バンド
アンドリュー・ゴールド等がいるが、フルハウスのオススメは軽快なロックンロール&スワンプな
1・ボブ・ニューワース ブッカーTファミリー、クリストファソン、ドニー・フリッツ、
なんとエヴァリー・ブラザースのドンやまだ生きていたママス&パパスのキャスまでも参加している、
ボブはディランのレナルド&クララのロード・マネージャーだたり、ジャニスの「メルセデス・ベンツ」の
作曲者だったり、八面六臂の活躍をして来た人なのだ!
2・ロッド・テイラー : Rod Taylor ・1972年
アサイラムの隠れた名盤・まったりしたカントリー・スワンプ
彼の人柄か、凄いメンバーで固まっている、ヴォーカル、ギター、作詞、作曲は彼自身だが、
バック・ヴォーカルにボニー・ブラムレットとジョニ・ミッチェル、、ギターにライ・クーダーマンドリンも)と
ジェシ・デイヴィス、ピアノにスティーヴ・ファーガソン(彼のアサイラム盤も最高!)とラリー・ネクテル、
ドラムス、にケルトナーとカンケル、オルガンにビル・ペイン 等そうそうたるメンバーだ!
1971年から1973年位には名盤がたくさんある。