川村美術館ー上村松園

fulmas2011-02-27


寒さが少し和らぎ風が強い3月初め、一足早めに春を感じに久し振りの川村美術館へGO!大きな池には白鳥等の鳥達が、と思いきや木陰(陽)で一休み!館外の散策路の周りにはいろいろな草木や花々が目を和ませる、今は水仙、猫柳、蠟梅等だが桜の時期はまた更に華やかになる!
以前TVで北山教授の母子像談義で気になっていた上村松園が、たまたまここで個展をやっているとの情報を得て春一番に駆け付けた、相変わらずの常設展示は素晴らしくステラの大型作品の追加は初めて見たが圧倒された!
2階の上村松園展示場は素描、下絵と本画が大量に展示されている、美人画の他に櫛やかんざし等の小物、花鳥風月、人々の暮らし等が描かれ、凛とした中に優しさを感じる松園の絵は見ていて真に心安らぎ、何か今の日本人がとても大事なものを忘れてしまったんじゃないかと思わされる、3人の師からそれぞれ厳しさ、柔らか且つ華やかさ、革新的な技術や考えを学び自ら模写(丸山応挙や浮世絵等)や縮図そして何より膨大な写生とたゆまぬ努力の結果がこの完成された作品群を生み、数々の内外の評価を得て、我が国初の女性文化勲章受賞者となったのだ!
残念ながら母子像は無かったが(奈良の「松伯美術館」に長男と孫の3代に渡る作品があるとの事)久々の目の保養と心の洗濯をさせて貰った、特に独特の青使い、鶯色の着物と明るいあの帯の青が目に焼きついた!
3月27日までやっているらしいので是非出かけてみては如何でしょう!!