倒木更新

fulmas2010-08-16

猛暑は続く、この時期の話題は夏の甲子園(千葉は成田が頑張っている)、お盆、そして終戦記念日だ、昭和23年生まれの私は初めて漫画に夢中になった頃、少年クラブの「ロボット三等兵」(前谷コレミツ?)やわちさんぺいの「虎の子兵長」(少年画報?)等戦争漫画がまだあった、街にはまだ傷痍軍人アコーディオンを弾いていたりして、家にも親父の軍帽、ゲートル、軍隊手帳等があったりと終戦後のにおいがあった。
親父は幸か不幸か背が低く体も弱かった為丙種合格で最前線には行かせて貰えず終戦を迎えた、伯父さん達はみな無事に帰還、小岩の伯父さんは元憲兵で危うく戦犯になるところだったらしい、親父からの又聞きだが、中国ではかなりひどい事したらしく、証拠写真を焼き捨てたようだ(親父は見たらしい?)、という事で戦争の強烈な体験は無いが小説、映画、TV等の戦記もの、体験談は良く見る、菅首相も韓国に詫びを入れたり、返すものを返したり、閣僚は一人も靖国参拝する事無くある意味政治は変わったのかも、ともあれ戦争はイカン、友愛と声高にするのもどうかと思うが、みんなが自然に人間愛を持てば平和なのかも!?
倒木更新(ブログでは無い・笑・)という言葉がある、幸田露伴は読んでないが、娘の文(あや)さんの「木」という本の中にある言葉で、えぞ松が倒れてその上に一列に芽が出る、そして強いものが生き残る、というのだ、そして新芽と古木の間にあたたかいものが感じられるという!
今年出たアルバム、ジャズのチャーリー・ヘイデンとファミリーのカントリー・セッション、名ソングライターのジム・ウエッブと息子たちのオルタナ・セッションは古き良きものが新しい者達に残されて行く良い見本で正に「倒木更新」だ(まだ倒れていませんが)!
そこへ行くと日本ではファミリーセッションは少なく寂しい限りだ、音楽産業のスケールもあるのだろうが?(森山ファミリーはやりそうか?)

お墓参りはいつも癒されるというか心落ち着く、我が家の墓は土気の大野地区の墓所にあり、よその人は殆ど入っていない、子供の頃大野の殆どの家はじぶんちの様にしていて良く遊びに行きみんなに可愛がられた、であるからして我が家以外の墓にもお線香をあげるのである。
しかし昔は豪快なおじいちゃん(元力士なんてのも)や素敵なおばあちゃん(長火鉢を前にキセルを吹かすお茶屋のおかみ風な人)がいて子供も多く楽しい家が多かった!今はどの家も見る影も無し、団塊の俺達が駄目にしたのかなァ!!