勝浦・御宿

fulmas2010-06-20


酒蔵巡り・温泉・釣り・浜遊び・花火・船盛り・朝市・・今回の旅は千葉の地酒巡りと初海遊びと欲張ったが生憎の雨で酒蔵と温泉のみで無残にも終わってしまった。
常連のKuちゃんと内房線上総興津駅まで浅蜊弁当とビールで腹を満たす!先ず腰古井の吉野酒造へ、早くも3時に雨は降り出す、蔵内で若い杜氏に説明を聞く、創業は天保年間、普通酒はこしひかりで吟醸は「山田錦」、ここでは精米からスタート、麹つくりから濾過、そして製品になるまでを細かく説明してくれる、工場内は整然としていて、しかも清潔感がある、利き酒は4種類ほど、無ろ過から大吟醸まで堪能!車で来たら出来ません!
おみやげ買って宿へ、勝浦の臨海荘へ、かなり強烈な雨になってしまったが勝浦の黒いヌルヌル温泉で癒される!遅れて車で常連のK君が来て暫くして、夕食!焼き鮑、地魚の船盛りと懐石風料理、それに地酒と来れば言う事ァ無い!!
K君は東北方面の出張帰りで地酒をみやげに持ち帰り、今夜は日本酒三昧!!
朝まだ雨風は強い、早めに御宿へK君のAIRWAVEでドライヴ、「岩の井」の岩瀬酒造へ、先代社長が病院を改造して作ったアトリエに先ず案内される、しかも先代社長は写真家で海女さん専門だ、白黒の大きい昭和初期の写真が沢山飾ってある、海女さんの素朴でたくましい姿が印象的だ!「江戸時代スペイン船がメキシコへ渡航中御宿沖に難破したくさんの人を海女さんが抱いて温め命を救い、その後御宿とメキシコは姉妹都市になった」と説明を受けた。 
休みのせいかオーナー夫婦しか居なくて社長自ら説明してくれた!創業は享保年間、米は房おとめを使い、吟醸酒はやはり「山田錦」、乳酸菌を使った昔ながらの「山廃仕込み」を大事にしている。
工場内は清潔感はあるが職人気質が感じられ多少雑然としている、麹と酒の分離を早める工夫とかそれぞれの蔵元の特徴が面白い!純米酒醸造用アルコール等を混ぜないものだ。 天気も良くなり、昼まで時間があったので海岸線をブラブラ、月の砂漠で記念写真、そういえば常連のJはその昔スポンサーを見つけてこの地に「海の家」を開業、ヤシの木を植えたり南国風パラオを作ったり、若者10人従えて頑張ったが冷夏に悩まされ、赤字に終わった、と嘆いた事もあったなァ!
昼は勝浦に戻りK君のリクエストで今流行りの「タンタン麺」を食べた、勝浦はブームで5軒はあるらしい!?
K君は動物ダッコしたくて「湘南動物プロダクションへ行きたい」と言いKuちゃんと共に私を小湊鉄道の牛久の駅に残し去って行った。