Song to Soul

fulmas2009-09-20

イージー・ライダーの監督デニスはB・ディランの曲を使いたくて会いに行ったらあっさり断られて、ザ・バンドのロビーの所へ行ったら「ザ・ウェイト」なら許すと言われ使ったらしい!?
最近BS−TBSで「Song To Soul」という番組があった、ザ・バンドの話、特に「ザ・ウェイト」やビッグ・ピンクにまつわる話が面白くて為になった。

ピーター・バラカン氏が「ザ・ウエイト(ロビー・ロバートソン作)の詩の中の「ナザレス」というのはキリストの生誕地で有名だが、ロビーがあのマーティンD−28のサウンド・ホールを覗いたらペンシルバニアナザレスで作られた事を知り面白いと思って使った様だ」と解説。
W・ベンダースの「パリ・テキサス」を思い出します。

プロデューサーのジョン・サイモンが音の秘密やビッグ・ピンクの今昔の説明をしていて、メンバーが昔住んでいた家、ヴァン・モリソンが後から来て住んだ(ムーン・ダンス録音の頃)とかベアズビルスタジオは今閉鎖しているが昔は活躍した(初期は確かトッド・ラングレンの持ち物だった?)とか話に興味は尽きない!

最近ガンを克服して活躍を始めたリーヴォン(新譜紹介にある)のログハウスのスタジオは圧巻であった。2時間半に及ぶライブ(時々やってる様だ)はあのドナルド・フェイゲンやなんとロード・ムーヴィー・スター(?)ケヴィン・ベーコンが出ているではありませんか!!

1969年に開催されたあのビッグ・イヴェント「ウッド・ストック」の地から40km離れた我らが聖地「ウッド・ストック」はどうやら不滅らしい!
サイケなそしてラブ&ピースで浮かれた時代に隠遁のボブ・ディランザ・バンドはビッグ・ピンクの地下室で正に渋い味のある深い音楽を抽出していたのだ。

若しタイム・マシーンというものがあるならニューヨークのダウン・タウンとお祭り「ウッド・ストック」そして聖地「ウッド・ストック」をからめて極上のロード・ムーヴィーを作ってみたいものだ!

                                                       Thanks For ツトム・K