SHINE A LIGHT

SHINE A LIGHT

マーティン・スコセッシヴィム・ヴェンダースデニス・ホッパーは3大お気に入りロード・ムーヴィー映画監督(リンチもそうか!?)で共通項ははにかみ屋の不良ロック大好きオヤジと言う事だ。特にスコセッシは自分の中ではNo1の音楽ドキュメンタリー映画「ラスト・ワルツ」を撮った後ロビーと同棲してしまうと言う熱のいれようだ!その後もブルースの大作、ディランのドキュメントと大活躍したのは記憶に新しい。
でこのストーンズ物、凝りに凝った照明、カメラのアングル、数、位置、何しろDVDを見ながらアングルが変えられるという懲りようだ!
お陰でメンバーの皺々がハッキリ見える(4869ですか?)ビリヤードを使ったのはラスト・ワルツを思い出す!
音だけ先に聴いていて何だか良く解からなかったが、あの叫びは当日やっとセット・リストが届いたと言う事だったのネ!

ストーンズの方は高校の頃従兄に「いつまでガキの音楽聴いてんじゃねぇ」と言われ恐る恐る聴き始めたのがきっかけだった。しかしホントに嵌ったのはライ・クーダーアル・クーパーそれにニッキー・ホプキンス等所謂スワンプ(カントリー、ブルース&ロック)を良く聴く様になってからだ。
ミックの人差し指を天にかざし腰を振りながら煽るダンス、キースのタバコを吸いながらのお茶目な身振り手振り、チャーリーの必死でドラムを叩く姿(疲れを映すなって)観ていて涙がでる!オープニングはやっぱ「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」だ〜ね!ゲストのマザー・・・ガイとの掛け合いは最高だ!「喉が渇いたらシャンペン、ハイになりたきゃハッパ、寂しかったら女・・」

何でクリントンなんだか?キースが「Hey Klinton I’m Bushed!」と言ったのは笑えた!
「ロニーとどっちがギターが上手い」の質問にロニーは「俺さ!」と答えたのにキースは「どっちも大した事ないが一緒なら最高さ!」と余裕をカマしたのは正に最高!

いつものバックは相変わらずファンキーで最高、リサ、チャック、ダリル、それにボビーのテナー、いつまでも頼むよ!!

最後にニューヨークの夜の月が真っ赤なマークに変わる子供っぽいいたずらに「マーティンってば!」と軽く叩きたくなる。
このステージを観る為に途中で倒れたアーメット(ストーンズ・レーベルに多大な貢献をしたアトランティック社長)に捧ぐというのも涙を誘う!
今は亡きフィルモアの主ビル・グラハムもアメリカでの知名度に大貢献した人だった。

思えばブルースマンは80、90、よろこんで倒れるまで歌ってるよネ!まだまだやれる転げる!ROLLING・STONES!