NOW & THEN

fulmas2008-11-11

RODNEY CROWELL:Sex&Gasoline  この世はセックスとガソリンで廻ってる!と昔のカントリー・ロックの貴公子(デヴュー盤のバック陣はジェイムス・B、エイモス、ライ、ハル・B、ケルトナー、Dr・ジョン、エミルー、ニコレッタ、ウイリー・N、R・グリーン等超豪華)は大分変わってしまった様だ、と言うよりアメリカが変わってしまった、随分な方向へ来てしまったな!オバマ君の舵取りに期待か?話はそれたが今回はカントリーっぽさはあまり無く強いて言えばディランの様な荒っぽさのあるフォーク・ロック調で全体にスモーキーというかダーク・グレーな感じを受ける。ジャケの中で電蓄の脇に置いてあるディランの古いアナログ盤が気になるナァ!!

LOUDON WAINWRIGHT :RECOVERY 以前に映画音楽の話で「BIG FISH」にラウドンが出ていてビックリ!というのがあったが。あれから昔のを引っ張り出して来て聴いていたら、あらら新譜が出ました!昔は荒っぽくやんちゃなカントリー・フォーク・ロック小僧だったが、息子のルーファス君に先を超されて奮起一転か?最近メキメキ再度頭角を現してきた!特に前作あたりから充実感のある堂々たる作品に仕上っている。ロドニーもラウドンもおやじオルタナ・ロックで頼もしい!2枚ともジョー・ヘンリーがプロデュースというので大納得!!!

矢野顕子:akiko ユーミン、ミナコに少し遅れて大貫とアッコが出てきて、70年代はジャパニーズ・ポップソング(フィメール)が大きく変わり、歌謡ポップ、ジャパニーズ・フォークの苦手な私は大いに喜んだものだった。デヴュー作の「ジャパニーズ・ガール」から常に目を離さずにいた、もっともアルバムの殆んどは元妻が所有でたまに店に持ってきてかけていたのだが、特に今回は大好物のT・ボーン・バーネットがプロデュースでメチャいけてるマーク・リーボウがギター担当というので猫にカツブシ状態!矢野のピアノも全体に渋くシットリ感があって良い!またツェッペリンの「胸いっぱいの愛」のカバーはとっても面白いアレンジと浮遊感のある音空間で気持ち良く酔える!!