そして秘蔵子 ジム パルト(Jim.Pulte)

fulmas2008-03-21

所謂スワンプロックは70年前後にレオン、J.コッカー、、デラニー&ボニー、クラプトン、等が独自のアメリカ南部サウンドを築き上げ特にロスアンジェルス スワンプと呼ばれ、ストーンズ、ジョージ、V・モリソン、D・メイソン等大物から一発屋まで多大な影響を与えた。レオンやクラプトンのお陰で注目を集め、皆に愛された男ジェシデイビスはその頃数少ないスライドギターの名手として持て囃され数多くのセッションに参加している。1970年初ソロアルバムを出す前はザ・バンドに入る前のリヴォンとバンドを組んだり、タジのバンド(ライもいた!)に参加したりしていた。1stアルバムはレオン、クラプトン他超豪華メンバーに支えられ明るく伸び伸びとスワンプしている。R.ティリソン、V.モリソン、P.ポランドの3曲以外はオリジナルナンバーである。ジャケットのイラストはネイティブアメリカン(カイオア族)の父によるものである。(母もネイティブでコマンチ族)その後「ウルル」(レオンのピアノが泣ける「マイ キャプテン」は最高!)「キープミー・カミン」とアルバムを出すがアルコールとドラッグに溺れ88年に若くして他界してしまう。ところで1971年ジェシはワシタ(部族の名前)プロダクションを設立していて3枚の優れたアルバムをプロデュースしている。元バーズの」ジーン・クラークの「White Lights」(名盤中の名盤である)、ロジャー・ティリソンの「Roger Tillison’s Album」、ジム・パルトの「Out The Window」である。でつい最近嬉しい事にジム・パルトの新譜が出た、名義はソロではないが久々のあのスワンプなサウンドが帰って来たのだ!(詳しい情報は次回に)セカンドの「Shimmy She Roll,Shimmy She Shake」は3曲目の「Ten Miles East Of Town」でD.リンドレーが泣かせるフィドルで参加、名曲である。