パイド パイパー ハウスの思い出!

fulmas2007-10-20

1976年フルハウスが新装開店する前の年に出来た南青山の輸入レコード店「パイド パイパー ハウス」はとってもユニークだった。大学の同級生達で立ち上げた手作りの店で入り口はCafeで、本も扱うレコード屋さんだ。Cafeには時々細野さんが居た。店長は岩永さんで仲間にはあの長門さんも居た。最初は長門さんの美人の奥さんも手伝っていた。岩永さんは気に入ってくれて店まで来てくれた、そして開店当初は店でパイドのレコードを仕入れて売る事にした。あの名盤ダン ペンの「ノーバディズ フール」は10枚も売れた。うちの常連だった現在新宿のハートフォードの店主「3丁目の隠居」や当時築地でカフェ「エニィ オールド タイムス」をやっていた鈴木カツさん(中川君の紹介で知り合い店に来てくれた)等もパイドに足繁く通っていた。植草甚一編集の「宝島」に紹介されたのも岩永さんのお陰だ。常連の中川君はトムズキャビンの麻田さんも紹介してくれた。(トム ウエイツ、E.アンダースン、ジェフとエイモス、L.レッドボーンとか楽屋で観れた)岩永さんと麻田さんが鯨を救うコンサートを晴海でやる事になり、スタッフ、J.ブラウン、J.Bセバスチャン等大物アーチストが集まった!その後岩永さんは編集の仕事やらで忙しくなり、パイドの方は長門さんが多く顔を出す様になった。そうこうしている内にシスコやタワーレコード等大型レコード店が出来始め、小さい素敵なレコード屋さんは廃業に追い込まれ、パイドもバブルの影響もあって、やむなく閉店した。気が付くとアナログの時代は終わりCDの時代になってしまった。長門さんは通販の「ビリーヴ イン マジック」を始め、評論や音楽制作、あのジョン サイモン(親友らしい?)を招聘したり大活躍だ。中川君や岩永さんはどうしているんだろう?!長門さんと麻田さんそして3丁目の隠居さんはマイミクです。