サンダー・ライトニンギターなPETE CARR !

fulmas2009-11-06

一部のマニア垂涎のセッションギタリストのピート・カーはフロリダ州デイトナ生まれ、あのオールマン兄弟とは10代からの知己、アワーグラス(オールマン兄弟のバンド)に参加、オールマンブラザース・バンドの誘いを受けるがセッションマンとしての道を選び、ディッキー・ベッツが代わりに入った!デュアン・オールマンが抜けたマッスルショールズ・スタジオに71年に代わりに入った。
マッスルショールズに関しては以前説明済みと思うが、元々R&Bの小さなスタジオだったのが70年代に入るとみんなこぞってレコーディングに駆けつけた、ポール・サイモンもいち早くレコーディングそこにはピートも参加している。(後にアーサーのバックも務める)
派手ではないが味のあるギターで、マッスルショールズにはジミー・ジョンソンリズムギター、エディ・ヒントンのリードギターが定番だがストーンズにも参加しているウェイン・パーキンスそしてこのピートが一時期活躍していたのだ。
ボブ・シーガー、ウイリー・ネルソン、ボビー・ウーマックウイルソン・ピケット、キャット・スティーヴンス、ウェイン・ベリー(懐かし〜ッ!)リヴィングストン・テイラー、マイクフィニガン等など。自分ではロッド・スチュアートの「アトランティック・クロッシング」が一番好きで擦り切れるほど聴いた!
1975年頃自分のソロアルバムを発表(残念ながら聴いてないがこれから手に入れるところです)セカンドアルバム(写真)の「MULTIPLE FLASH」は時代の流れで多少フュージョンっぽい(高仲に近いかな?)がディランの「天国の扉」では渋いヴォーカルを聴かせてくれる。
ギターはジャケットの様に正に天から落ちて来る様な音色で聴いたら病み付きになる。写真右のレニーがバックヴォーカルとリズムギターで参加している。またオールマンブラザース・バンドで飛躍を遂げ数々の名盤を残した、かのカプリコーン・レーベルから自らのプロダクションにより出している。
レニーLeブランク(写真㊨)のアルバムも同時期(1976)にピートのプロダクションから出ていて、やはりスワンプファンとしてはちと物足りないがスティーヴ・イートンの「Rag Doll」等爽やかで、これはこれで楽しめる。又レニー&ピートのアルバムも出ている。