リズム&ブルース&ジャズ&カントリー

fulmas2008-12-08

AL KOOPER : White Chocolate
前作「ブラック コーヒー」が30年振りであれから3年で新作を発表!嬉しい限りである!アルを初めて知ったのは正にニュー・ロック、アート・ロックの60年代後期クリーム、ジミヘン、テンイヤーズアフター等ブルースを進化させた興奮のロックの夜明けの時代、彼はティンパン・アレーの時代(60年代初期)の裏方からディランのバック(60年代半ば)で自信を付けニューロック時代の寵児となる。ニューヨークを中心に自身のバンド「ブルース・プロジェクト」からあのBS&T、並行して優れたソロアルバムも発表、ストーンズのバックを務めたりした後再びあの大傑作「赤心の歌」を皮切りに次々と傑作を発表、その後南部へ移動、自身のレーベルを作りあのレナード・スキナードをデヴューさせた、栄光のロック・ジャイアンツなのだ。で今回はタイトルの示す通りスィートで時折ビターなブルーアイド・ソウル!先頃「キャバリエ&クロッパー」で健在振りを見せ付けたヴェテランコンビ同様正に熟成された深い味わいが楽しめる!バックはクロッパー&D.ダック・ダンのMG's組何故かバクダッド・カフェの「コーリング・ユー」が入っている。ディランの「悲しみは果てしなく」も入っている!暫くはヘヴィ・ロテだな!?

amos lee : last days at the lodge
フィラデルフィアのシンガー&ソングライターのエイモスはノラ・ジョーンズの男性版として名前が売れたが、心機一転あのドン・ウォズのプロデュースによるR&B路線に切り替えた。バックにスプナー・オールダムの名が見える。

Charlie Haden : Rambling Boy
知る限りでは日本のジャズファンはあまりカントリーミュージックは好きではなさそうだが、ウエスタン・スィングは気持ち良いし、70年代半ばのノーマン・ブレイクとデイヴ・ホランドのコラボは格好良かったし、来日したグリスマン・クインテットの途中のエリントンナンバーのアドリブは総毛立ったのを今でも思い出す!でジャズ・ベースの巨匠チャーリーさんも御ん齢71歳、家族を引き連れナッシュビルへ子供の頃聴いて育ったであろうカントリィ・ミュージックのレコーディングに出かけた。メセニー他のジャズ・メン、サム・ブッシュ他のカントリー・サイド・メン、コステロ等のロック・メン(?)と豪華なメンバーに支えられて感動の一枚を創り上げた!