マッスル・ショールズのドニー・フリッツ

fulmas2008-10-29

アラバマ州にあるマッスルショールズ・サウンドスタジオは60年代初めにナッシュビルから流れて来たリック・ホールが初めにフェイムというスタジオを作った事に始まる。
アトランティック・レコード(以前特集したA.アーティガンの作ったレーベル)がジャズからソウル特にJ・ウェクスラーがプロデューサー・エンジニアで活躍(歌手はオーティス、アレサ、ピケット、等が売れた)してこのスタジオは文字通り有名になり、更に69年にスタジオミュージシャンのJ.ジョンソン、D.フッド、B.ベケット、R.ホーキンスが共同オーナーとなってマッスルショールズ・サウンドスタジオとして独立した。
シェールが最初にレコーディングしたと聴くが、70年代に入るとストーンズポール・サイモン、ディラン、ロッド・ステュアート等大物がこぞってレコーディングに訪れレオンを初めとしたスワンプブームも相まってJ.Jケイル等泥臭い白人カントリー&ブルースマンがレコーディングをした。その中でも秀逸なのがドニー(ダニー?)・フリッツの「PRONE TO LEAN」だ、プロデュースはあのJ.ウェクスラー&K.クリストファソンでバックはマッスルのスタジオメンの他にD.ペン、S.オールダム、等そうそうたるメンバーでトニー・JはB面でドスの効いたヴォーカルを聴かせてくれる!全体にノリの良いしかもあったかみのある正にリズム&カントリー・ブルースだ!
その昔下北沢にあった「む」(オーナーは成田君)というロック喫茶のカウンターでみんなでリズムに合わせて足を踏み鳴らしたのを思い出す!!
1997年の「Everybody’s Got a Song」、今年出た「One Foot In The Groove」それぞれ相変わらずのスワンプで出来が良く(ピーターさんもべた褒め)店で良くかける!ヘヴィロテの一枚である。
真ん中の写真は麻田さんのブログを引用させて頂きました。http://toms-cabin.sblo.jp/