元気が出る、ハイ・サウンド!

fulmas2012-11-24

ちょっと落ち込んで元気が欲しい時聴く曲がある!所謂R&B、中でもメンフィス系のハイサウンド
アル・グリーンやシル・ジョンソン等、プロデュースがウイリー・ミッチェル、シンプルでタイトなホッジス兄弟の
ハイ・リズム・セクション、ウェイン・ジャクソン、アンドリュー・ラブ等のメンフィスホーンズがバックで
ファンキーなノリに厚みを持たせる、力強いヴォーカル、そして時に優しく切なく!ちょっと白人には出せない
南部の黒人たちのソウル、そんなハイサウンドは、メンフィスのあのエルビスのいたサンレコードと縁が深い、
元サンのシンガー・レイ・ハリス、プロデューサーのクランチ、レコード屋のジョー・クオギ等が1957年
ハイ・レコードとして設立した、そこにハイサウンドの生みの親ウイリー・ミッチェルがプロデューサーとして入り、
アル・グリーンの名作の数々を手掛けヒットさせた、60年代半ばから70年代半ばまでハイサウンドは元気で
ウイリーはジョーに替わって1976年まで社長も務めたが、今年初め81歳でこの世を去った!
ロッド・ステュアートの「アトランティック・クロッシング」ではエンジニアを務め、晩年映画「アメリカン・ギャングスター
のサントラでホーン・アレンジを務め、2006年にグラミー賞の功労賞に輝いた!ピークはやはりアルとのコンビ、
そのアルもある時「昔はワル(子供の頃は聖歌隊にいた)だったが、今はまた神に仕える気分になったヨ!」と語った、
いまだ現役である。サザン・ソウルといえば今年ソロモン・バークが亡くなりショックだったが、
黒人たちのR&Bやソウル・ミュージック、(オーティスも聴きたくなって来た)特にノザーンのフィラデルフィア
サザンのメンフィス・ソウル等は1970年代後半にディスコ・ブームの陰に隠れた感があり、
その後もラップやヒップ・ホップに押され、マイケルだけが偶像視され、今はどうなの?
60年代後半から
70年代はロックを多く聴き、それでもサザン・ソウルに近いダン・ペン等メンフィス・スワンプを
リアル・タイムで聴いていたから(実際メンフィス・ホーンズは数々のロックの名盤に参加している)
後追いでも充分堪能出来るのだ。
お薦めハイ・サウンド
アル・グリーン   レッツ・ステイ・トゥゲザー
          シャララ
          アイキャント・ストップ
シル・ジョンソン  トータル・エクスプロージョン
アン・ピーブルズ  アイ・キャン・スタンド・ザ・レイン
OV・ライト    ア・ニッケル&アナイル〜
オーティス・クレイ  愛なき世界で
ジョニー・ロビンソン メンフィス・ハイ
余談ですが、アマゾンの紹介の中に「男汁」のような歌というのがあって笑えた!